●小原商店本店は大阪にあったカルタ製造元で、大阪近辺で最盛期30数ヶ所もの常盆を持っていた松田組系溝口組の常盆で使用する用具を供給していました。1975年に松田組は山口組系の組織と抗争になり（大阪戦争）、常盆は全て閉鎖へと追い込まれ、張札などを供給してきた小原商店本店は連鎖するように同じ年に倒産しました。●この小原商店本店製の張札は任天堂や将軍堂の「京都」タイプの札とはだいぶ雰囲気が違います。六の札には、赤短冊が描かれ、中に「よろし」と書かれています。色も他の製造元の札は赤系統ですが、渋い茶色を使用しています。この張り札の現物はもう出品できるものは無いので、任天堂の白札という何も印刷されていない札に転写して私が作りました。繰り札はどんなものだったのか不明ですが、張り札と同じデザインで作ってみました。任天堂の繰り札の箱に一枚だけ入っている何も印刷されていない白い札に小原商店の張り札の絵柄を縮小して転写しました。この繰り札は白い札がもう入手出来ないのでこれが最後になります。●札と同じデザインで目木も作りました。ショートホープの箱とほぼ同じ大きさの、黒と茶色のシックな目木です。●大きさは、横4.5センチ、高さ7センチ、厚さ2.4センチの木製です。●自作の張り札3組み、繰り札1組み、手製の通り・半丁札3組みがセットです。これで胴師を含めて4人で遊べます。札と同じ柄の一辺16ミリの特製サイコロを2個お付けします。このセットは東映の大泉撮影所にも納めています。●手本引きについての詳しい説明はウィキペディアや【http://www.h-eba.com/heba/tehon/tehon0.html】等を参照して下さい。●他の種類も出品しております。出品リストをご参照下さい。●送料は沖縄、離島をのぞいて佐川急便なら660円です。レターパックプラス送料520円も使えます。